2008年07月24日
秋山 賢司『囲碁とっておきの話』
![]() | 囲碁とっておきの話 (文春文庫) (1994/01) 秋山 賢司 商品詳細を見る |
将棋の本だと教科書的な本ばかりでなく、珍プレー集みたいな本がたくさんあるのだが、それに比べると囲碁の本は圧倒的に少ない。
そんな中『囲碁とっておきの話』は、実戦エピソードを中心に、囲碁に強くない人でも読める作品に仕上がっているように思う。もちろん知っているほうが面白いと思うが。
名人戦七番勝負の観戦記にかけなかった部分を含めて、ドキュメント風に一日を回想したり、棋士一人のエピソードを深く掘り下げたりと、教科書的な本ばかりの囲碁本の中ではかなり特殊。
結構棋士の一面をあらためて知ったりと初心者から幅広く楽しめる作品。
覚えて9級くらいまでいったあたりで読むと面白いかもしれない。

Posted by scrumhalf at
00:04
│Non-fiction